サム家の適当な日々

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豊田正子さんの「 綴方教室」に思うこと

2月9日の新聞の訃報欄で、豊田正子さんが88歳で 2ヶ月も前に亡くなっていたことを知りました。

c0041316_20121239.jpg「綴方教室」を初めて読んだのは
確か小学4年生の時でした。
その後も何度となく読み返していたから、
今も持っているはずだと思い、捜しました。
←ありました!ちゃんと本棚の中に。
すっかり色変わりしてましたが。

初めの「綴方教室」は、昭和12年に
大木顕一郎・清水幸治著として
中央公論社から出版されたらしいが、
私の持っているのは角川文庫
昭和33年9月10日 11版発行
定価百円 ナリ、の物
第一部、第二部、
付録として 悲しき記録が収録されている。

彼女は、1922年生まれ 大正11年生まれということか?
東京下町のブリキ職人一家の貧しい生活が、ありのままの会話で綴られている。
10歳から17歳の女工時代までの生活が、本当に見事に綴られてあるのだ。

訃報記事に添えられている若き日の彼女は、豊かな黒髪で にこやかに微笑んでいる。
その後、彼女がどう生きたのか、どんな作品を世に送り出したのか、私は今まで全く知らなかった。
「おゆき」「花の別れ」1996年発表の「生かされた命リハビリを受けながら」など、
手に入るものなら読んでみたいと思う。
c0041316_21344384.gif

この「綴方教室」も、おそらく 本好きだった父が娘に買い与えたうちの一冊ではなかったかと思う。
それも、私ではなくて2歳違いの姉に。今では確かめようもないが。
他にもう一冊、安本末子著「にあんちゃん」も大事にしている。
表紙をめくったページに、見慣れた懐かしい字で書かれてあるのはーーー、
      
     1958年 クリスマス 
          贈 ○○ちゃんへ

残念ながら、この○○ちゃんとは私ではなくて 姉の名前だ。
1958年といえば、私は9歳、姉は11歳、
ちょっぴりのジェラシーをこめて、
「おとうさ~~ん、私も ××ちゃんへ って書いた本 貰いたかったよ~~」
この本、姉に返すべきかな、姉も手元に置きたいと思うかな、今度会ったら聞いてみよう。
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by horisam | 2011-02-10 19:50 | 母のこと

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